見元オリジナルビオラ&パンジー(Viola & Pansy)

見元園芸を代表する花といえば「ビオラ」。

その特徴はビオラでは珍しい赤色を基調とした品種が多く、うさぎを思わせるユニークな花形の品種や花径1cm以下の極小輪サイズの品種があることです。

ビオラの魅力は、風や雨に痛みにくく休むことなく連続して次々と花をあげること。

花のはとても可愛らしく、そのほのかな香りが心も癒してくれます。

世界に飛び立つみもとビオラ(Wild Rabit)

見元オリジナルビオラは2011年からオランダにて「Wild Rabit」という名前で商品展開を始めました。

面長でうさぎを思わせるユニークな花形は世界的にも例がほとんどなく、各品種の個性的な花色や花形に世界中の園芸愛好家から熱いまなざしが注がれています。

うさぎは犬や猫と同じぐらい世界中の童話やおとぎ話で世界の人々に親しまれてきた動物です。
不思議の国のアリス、ピーターラビット、ミッフィー、大人になった今でも見元のうさぎたちはあなたをきっと素敵な世界に連れていってくれることでしょう。

見元オリジナルビオラ誕生までのStory

花づくりを始めたばかりのある日、川越さんという方が独自開発したビオラを園芸雑誌で見かけた私は、この人に会いたい!と思い立ち400km離れた宮崎県まで妻と2人で会いに行きました。

「これはすごい、絶対に自分もやってみたい!」以来、毎年通って交配技術を教わりました。ただ、新しい品種がすぐにできるはずもなく、市場に出しても評価されない、先の見えない暗闇の中で試行錯誤の日々が5年間続きました。

そんな時にサカタの通販様からお声をいただき、赤色のビオラを全国に売り出すことになったのです。これが大人気となり「見元園芸」の名前を全国のガーデニストに知っていただくきっかけとなりました。その当時は赤色のビオラは他に無く、見元園芸の研究から生まれたオリジナルカラーでした。その真っ赤なビオラに白や黄色を交配させてオリジナル品種がどんどん生み出されてきたのです。

いまでは(オーソドックスな丸弁ビオラ、野うさぎミーモに代表されるうさぎ型ビオラ、1cmほどの極小輪ビオラ、中小輪パンジー、うさぎ型パンジーなど)多岐にわたるバリエーションが生み出され、品種数は100種ほどとなっています。

ビオラ・パンジーの育て方

植え付け

植え付けは霜が降りる前に行いましょう。
寒さがくるまでに充分に根を張らしておくと暖かくなったときの生育が良いうえに花も長期間楽しめます。ポットを抜いた時に、びっしりと土を覆うように白い根が張っている場合がよくあります。
こんな苗は底の部分の根を剥がして、側面の根も軽くほぐしてから植え付けましょう。
こうすることで新しい根が伸びやすくなり根張りが良くなります。

置き場所

できるだけ長時間おひさまが当たる場所で管理してください。
日照不足だと葉が黄色くなったり、花付きが悪くなったりする場合があります。
寒さには強いので特に防寒を行う必要はありません。
(北日本の厳しい寒風や霜にあてると株が弱ってしまう場合があるので気をつけましょう。)

水やり

土の表面が乾いてからたっぷりと与えてください。
冬場は夕方以降に水やりをすると冷え込みで土が凍ってしまうことがあるためできるだけ午前中に与えるようにしましょう。
土が凍っても枯れることはありませんが水を吸い上げにくくなるので萎れたような状態になる場合があります。

用土・肥料

長期間にわたり絶え間なく花をつけるパンジーとビオラには用土と肥料が重要になります。
パンジー・ビオラには有機質に富んだ水はけのよい土が適しています。
市販の園芸用土でもかまいません。→見元園芸の培養土もオススメです。
植え付け後は10日に1回程度液体肥料を与えてください。
丈夫に育った苗は晩春まで花をたくさん咲かせ続けます。

病原虫対策

アブラムシや灰色カビ病に気をつけましょう。
市販の殺菌剤や殺虫剤を散布するなど対策しましょう。

日々のお手入れ

花ガラを残したままにしていると花付きが悪くなります。
長く花を楽しむために、終わった花はこまめに摘み取って株がつねにきれいな状態を保つようにしましょう。
花がらは花茎の根元から指で軽くひねるように花茎ごととりましょう。